Q&A

見えないような矯正もできるの?

治療法には、装置が見えるものと見えにくいもの、そして全く装置が見えない矯正歯科治療法があります。
装置を、金属または白いセラミックで作る場合があって、白いセラミックで作ると見えにくくなるわけです。ワイヤーなど、部分的にはまだ金属を利用しますから、全然見えないわけではありません。
全く見えない治療法としては、歯の裏側に装置(リンガルブラケット)をつける方法がありますが、当診療所ではこちらの治療法も行っています。リンガルブラケットの場合は、外側には装置が全く見えませんが、全ての治療をこの装置で行なうことはできません。この装置は裏側につけるものですから、非常に調整が難しく、装置自体も非常に高価なものとなります。また、歯の動きが、外側につける装置を利用したときよりも大分劣りますので、治療効果が大きくは期待できないという場合もあります。また時には、外側の装置と内側の装置を併用する場合もあります。
 
人それぞれに事情がありますので、例えば、歌手やアナウンサーの方達など、どうしても外側に装置を見せたくない職種の方たちもおられます。そのような方々を除いて、当診療所ではあまりこの装置をお勧めはしておりません。表面に見えないということは、 大きなメリットではありますが、治療時間が非常にかかることと、費用が高価であることなどデメリットがあるからです。
 
他の治療法としては、カバーを使って治療をしていく方法があります。元々は歯を安定させるためのリテーナーという装置を、2週間に一度、模型上で微妙に歯をずらしながら作り、強制的に一日中装着をしていただき、歯の移動をおこないます。食事中は、上からの圧力がかかるので一番効果があるため、できれば装着したまま食事をしていただきます。食後には装置を外して、うがいや歯磨きをしっかりしていただき、また装着していただきます。

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